新型コロナウイルス感染の影響でマスク、アルコールが品薄となりました。自粛生活を従業員と続けながらデイサービスは休業。既存の訪問看護ステーションは退院のご利用者様の受け入れが通常より多く、いつも以上の忙しさでした。感染が心配で訪問利用を控えたりする方は殆どなく、通常通りの訪問をご希望され看護ケアに当たっておりました。そんな中、ご利用者様やご家族様より「感染の心配はあるけれど、看護師さん達が来てくれるから我々の療養生活が成り立っています。頑張って下さい」と各ご家庭より暖かいお言葉を頂き、私達の身体を心配して下さいました。又、ご利用者様、異業種の法人様よりマスク、アルコールの寄付を頂きました。有難いご支援を受けました。皆様の暖かい励ましがあり活動を続ける事が出来ています。
弊社の訪問看護活動は3.11、水害、大きな台風があっても24時間365日対応で現場は止まらず活動をしております。それは医療処置やケアの多い方、又は自宅で最期まで過ごしたい方の訪問があるからです。ご利用者様にとってご自宅が最高の療養場所です。災害や、この度のような感染による経済活動の停止があっても変わらずご自宅で療養をされます。この2か月の間にも旅立たれた方々がおります。ご利用者様に「この情勢ですから訪問にはいけません」とはなりませんし、むしろそのような状況だから訪問活動をさせて頂いております。
ご自分達もお辛いのに「今日も来てくれてありがとう。皆さんのような活動をされている方がいるから私達は助かっています。」とお声をかけて下さり、労いのお言葉を沢山頂きました。お礼を述べるのは私達の方です。皆様から叱咤激励を受け、自分達の今が「これで良いのか?」自問自答しながら日々活動をさせて頂いております。ご利用者様、ご家族様の暖かいご支援がありこのように活動が出来ます事を深く感謝致します。今後もご利用者様、ご家族様が何を望んでいるのかを大切に活動を深めて参りたいと思います。
又、この度同業社だけでなく異業種法人の方々のご協力もありました。困った時に助けて頂けます事を心強く感じております。弊社で出来る事を従業員一同が一丸となり、真心と笑顔を忘れずに地域に根差した活動を今後も続けていきたいと思っております。改めてあたたかな人の繋がりに感謝致します!!
株式会社いこい
代表取締役 夏目 和美